自分の人生が終わる時
住み慣れた家をどうするのか
貯金や株のことなど
家族が困らないように、整理しておこう
どうしたいのか
記しておいた方がいいのかな
などと
考える人は少なくありません
認知症の母を介護していて
今では自分の思いを
うまく伝えることができなくなった
母をみていると、
今、何を考えているのだろう
どんな想いでいるのだろう
これまで、どんな人生だったのだろう
何を達成したかったのか
本当にのぞんでいたことは何だったんだろう
と考えることがよくあります。
想いというのは、
言葉にしないと伝わらない
私は、保険の営業をしていたことがあります
その時の営業トークで
保険に入っていれば
死亡保険金を受け取った時に
自分の思いが残せますよ
家族に感謝されますよ
そんな
ということを言っていたのですが
自分でいいながらも
お金は特定のひとに残るけれど
想いというのは、
きちんと残っていくのかな
と
違和感を感じていました
突然、逝ってしまった
父の遺品整理をしていた時
たくさんのモノに触れたけれど
あったのは、
父の想いというよりも
憶測でした。
どんな人生で
何を思っていたのか
何を私たち家族に残したかったのか
言葉にして残しておいてほしかったし
きちんと聞いておけばよかったなと思うのです
あなたの想いの残し方ー 3選
片付けー生前整理
生前整理というと
なんだか死に向かっているイメージがありますが
そうではなく
60代、70代の元気なうちに
シニア世代を楽しく過ごすために
生活を整えることです。
子育て期
仕事の最盛期
セカンドライフ期
それぞれの人生の時期によって
生活に必要なもの、そうではないものが違ってきますので
そこを整えていこうというもの
片付いた家になると
安全で
住みやすくもなり、活動的にもなります。
片付けも一人でするのではなく
家族を巻き込んですることが大事で
一つ一つの物に向き合い
そこにある思い、思い出を家族と分かちあう
直接、家族に思いを伝えていく
ただ、家族もその片付けの
本来の理由をわかっていないと
ただの片付け。掃除になってしまい。
なんで捨てないの
こんなにモノはいらないから
で終わってしまいますから
注意が必要です
片付けをして
整理整頓して
あらたなスタートです
自分史をつくる
自分史とは、
みずからの生涯や半生を文章にしたものです。
自分に起きた出来事や
考え、価値観を書き残しておくことができます。
自分を振り返ることができ
自己分析ツールの一つとしても
つかわれているようです。
まずは、人生の年表を作ってみる
時系列に出来事や
そこに自分の思いも書いていく
自分史のテンプレートもあるので
それを活用していくといいです。
残していく方法としては、
・書いたままをのこす
・本として出版する
・SNS等の活用
最近では、本も電子化され
安易に
本を出すことができるようになってきました。
エンディングノートを作る
エンディングノートは
自分の意志がなくなったときでも
最後の希望を書き記しておくノート
財産のこと。医療や介護
葬儀にいたるまで内容は様々
日本司法書士会と法務省の共作
エンディングノートがダウンロードできます
https://www.shiho-shoshi.or.jp/gallery/panf/
参考にどうぞ。
さいごに
先日、友人が本を出版しました
その本を手にしたところ
いわゆる自分史でした
友人は40歳。
その年齢で自分史とは
早くないかと思ったのです
ところが
これまでの40年を振り返ることができてよかった。
思春期で動くことのできなかった自分
あの頃の自分に言ってあげたい
娘達に、自分の人生を知ってほしいし
この先、迷ったときには
見てほしいと。
そして、両親とだんなには
一人の人としての成長をみてほしいのだとも
そんな感想をきいたときに
自分の想いを届けるのに
遅いとか速いなんてことは
ないのだと思いました。
ただ、やっぱり
言葉にしないと伝わりません。
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